維新以来諸政は一新し、教育も普及進歩したが、女子教育はまだ不充分だったため、明治8年(1875)11月29日、東京の御茶の水に官立の東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)が開設された。教師としての女性の天分を活用し、国民の開明を推し進めることの重要性に基づく設置である。早くから女子教育の重要性に着目していた皇后は、開業式に出席し、学校の設立はまことに喜ばしく、全国に学校が普及することを念願するとの令旨をお下しになった。その後、各地で公立の女子師範学校が相次いで設立された。