根上富治: 35. 奥羽巡幸馬匹御覧東北ご旅行中同地の産馬をご覧 · 明治9年7月7日(1876年) · 盛岡八幡社(岩手県)

奥羽巡幸馬匹御覧
解説

明治9年(1876)6月、明治天皇は関東から東北を経て、北海道の函館に至る巡幸に出発された。陸路による初の巡幸である。この巡幸では、初めて新聞記者の随行も許され、巡幸の様子は全国へと広まった。7月7日、天皇は岩手県の盛岡八幡社にお立ち寄りになり、境内の天覧所で県産馬をご覧になったが、当時、日常的にも軍事的にも馬は重要視され、天皇は馬事に関心を寄せられ、各地で産馬をご覧になった。天皇の愛馬「金華山」号は、今の宮城県鳴子で育った南部馬で、岩手県の水沢でお買上げとなり、長く天皇の御料馬として13年間活躍した。