明治10年(1877)2月11日の紀元節、明治天皇は初代神武天皇の畝傍山東北陵(奈良県橿原市(かしはらし))にご参拝になった。江戸時代末、定かでなかった神武天皇の陵が現在の地に定まり、明治6年には紀元節が制定された。『日本書紀』に記された神武天皇即位の日を建国の紀元とし、太陽暦に換算して2月11日を紀元節としたのである。天皇は、この紀元節に神武天皇陵に親拝し、明治日本の安泰を念じられた。