結城素明: 38. 内国勧業博覧会行幸啓天皇・皇后、内国勧業博覧会にお出まし · 明治10年8月21日(1877年) · 上野公園(東京)

内国勧業博覧会行幸啓
解説

内国勧業博覧会は、国内産業振興のため内務卿大久保利通の主導で開始され、明治年間では合計5回開かれ、第1回は、明治10年(1877)8月21日、東京の上野公園(寛永寺本坊跡地)で開催された。会場には、鉱業・冶金(やきん)術、製造物、美術、機械、農業、園芸の6部門における優秀な陳列品が並び、出品数は8万4千点余に及んだ。博覧会は好評を博し、入場者は102日間で約45万人を超えた。御雇外国人教師のアメリカ人モースは、「つい先頃まで輸入していた品物を製造しつつある進歩に驚いた」と記した。