北野恒富: 2. 御深曾木整髪の儀式 · 万延元年閏3月16日(1860年5月6日) · 御三間(京都御所内)

御深曾木
解説

祐宮は、わが国の歴史の中でもっとも困難な時期に成長された。万延元年(1860)3月、孝明天皇の勅許を得ないまま強引に日米修好通商条約を締結するなど、強権を振るっていた大老の井伊直弼は、江戸城の桜田門外で水戸藩士らに斬殺され、世は動乱の時代を迎えた。京都御所の御三間で御深曾木の儀が行われたのは、翌閏3月16日(1860年5月6日)のことであった。平成23年(2011)11月3日、秋篠宮家の悠仁(ひさひと)親王が「深曾木の儀」に臨まれた。御父の文仁(ふみひと)親王以来の41年ぶりのことであった。