長谷川 昇: 57. 大婚二十五年祝典天皇の銀婚式 · 明治27年3月9日(1894年) · 宮城正殿 (東京)

大婚二十五年祝典
解説

明治27年(1894)3月9日、宮中正殿においてご結婚25年の祝典が行われた。皇室儀礼の欧風化に伴い、ヨーロッパの銀婚式を採り入れ、新たに始められた祝典である。午前、宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)での奉告祭の後、宮殿鳳凰の間で諸外国の公使を招いた祝賀式が行われ、午後には青山練兵場で記念観兵式が挙行された。そして、夜の祝宴が開かれた豊明殿に「天皇は皇后の御手を取らせられ」て入場されたのであった(『明治天皇紀』)。この饗宴の招待者に下賜される記念品は、従来の銀盃ではなく銀製のボンボニエールが配られた。また、銀婚式の記念として、日本で初めて記念切手が発行された。