院内鉱山をご覧になる
五味清吉
明治14年9月21日(1881年)
秋田県 院内鉱山
男爵 古河虎之助
43. 山形秋田巡幸鉱山御覧
明治9年(1876)の巡幸時、ご視察のなかった山形・秋田地方には、来臨が待望され、明治14年(1881)北海道巡幸の帰途に両地域へのご視察が実施された。9月21日、明治天皇は、国内有数の生産を誇った秋田県南部の院内鉱山を視察された。当時、ヨーロッパの最新技術を導入した鉱山である。鉱山開発は、富国強兵を旗印として資本主義化に取り組む日本にとり、最重要課題の一つであった。天皇は採掘の様子をつぶさにご覧になった。その後、鉱山は閉鉱し、天皇ご視察の採掘坑は「御幸坑」として保存されている。