アジアで最初の立憲国家に
和田英作
明治22年2月11日(1889年)
宮城 正殿(東京)
公爵 島津忠重
51. 憲法発布式
明治22年(1889)2月11日の紀元節の日、大日本帝国憲法(明治憲法)が発布され、わが国はアジアで最初の立憲国家となった。天皇が定めた欽定憲法で、全7章76条から成る。この日の朝、天皇は宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)に憲法の制定を奉告し、竣功直後の新宮殿(明治宮殿)の正殿で発布式を行い、国内外に制定を明らかにされた。発布の勅語には、わが国の伝統に基づいて制定され、将来にわたって基礎となる憲法を自ら率先して守り、国民の幸福を増進させたい、との決意が記された。また、天皇は伊勢神宮をはじめとする全国の神社や明治維新の功臣たちの墓前に憲法発布の奉告の使いを派遣した。