地方官会議にご臨席
磯田長秋
明治8年6月20日(1875年)
東本願寺別院(東京)
侯爵 木戸幸一
33. 地方官会議臨御
明治8年(1875)6月20日、全国の地方官(府知事と県令)を集め、長州藩出身の木戸孝允(きどたかよし)を議長として第1回地方官会議が開催された。明治政府が内治に重きを置かないことに異を唱え、要職を退いていた木戸は、明治6年4月「漸次(ぜんじ)立憲政体樹立の詔」が出されたことを受けて、政府に復帰した。詔により、立法の元老院や司法の大審院とともに、地方官会議が開かれることになった。木戸は、政府と国民との間の意思の疎通をはかるため、地方官会議の設置を念願していた。